【新唐人2014年12月08日】アメリカの人権団体「フリーダムハウス」が4日、年間報告書を発表しました。それによると、世界のインターネットの自由度は4年連続で低下しており、中でも状況が最も劣悪なのは中国、イランそしてシリアでした。この他にもロシア、トルコ、ウクライナの状況も急速に悪化しています。この調査は2013年5月から今年5月までの期間中、65の国と地域を対象に行われました。
報告書によると、インターネットの自由度が低下した原因は、ますます多くの国がインターネット検閲を行うようになり、ユーザーの活動や独立ニュースサイトに対し監督を行い始めたためです。ネットでの活動が原因で逮捕される人数も過去最多となっています。
報告書によると、インターネットメディアが直面する圧力もますます大きくなっています。例えば、インターネット企業は自国政府の要求に応じてデータを提供、またはコンテンツの削除などを行わなければなりません。
一方、ごく一部の国、例えばミャンマー、チュニジア、特にインドでは、インターネットの統制が幾分緩やかになっているようです。
インターネットの自由度が最も高いのは、アメリカと大多数のヨーロッパの国々でした。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/12/04/a1158970.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/村上 映像編集/李)